白が好き

ホワイトニング好きな歯科衛生士のブログ

ホワイトニングする理由は千差万別

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いろんなとところで見かけるようになった”ホワイトニング” 大きな駅のちかくだと全国に展開しているお店もありますね。

お店のホワイトニングは実は歯の着色をおとすものなので、実際にはホワイトニングというクリーニングに近いですけど、みんな”ホワイトニング”にしちゃってるのでそのままでいきましょ、もう区別がつかないし。

 

私の勤めている歯医者でホワイトニングを行なった患者さんの中には、ホワイトニングをする理由がさまざま。

汚れを落とすために白くしたいという方がほとんどなのですが、歯が黄色のため、人前で話すときに手で隠してしまう、みんなが口元を見ている気がしてマスクをつけて外出することが多いのが悩みだという方がみえました。

もともとは、世間話で悩みを聞いていただけだったのですが、「歯の色によって、精神的に悩んでいるのだー」と思いきってホワイトニングをオススメしました。

 

ホワイトニングを週に1回ペースで5回施術したところ、シェードガイドという歯の色見本があるのですが、それのA4くらいの色からA2まで白くすることができ、「写真を撮られるのも、ご近所さんとの立ち話のときももう手で隠さなくて良くなったわ。毎日外出するのが楽しみ。一生マスクしていないといけないと思ってた、ありがとう」と言っていただけて感動(涙)

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          (シェードガイド)

 

その方は家族からも、以前より明るい性格になったと言われ、外出することも増えたようでした。私が勤めて、2年目に初めて出会った患者さんでした。

ホワイトニングは、歯を白くするだけではなく、心の黄ばみまで落とし、性格まで前向きにして人生を変えるのだと実感したのをよく覚えています。そして、歯の色が黄ばんでいるのが原因で精神的に悩んでしまう方もみえます。

以後、ホワイトニングはその方の人生がかかってるのかもしれないと言う思いで施術しています。

 

 他にもホワイトニングを施術していて、こんな患者さんがみえました。これは、2年前のことです。人前でセミナー活動をしている講師の女性の方でした。ホワイトニングをしたきっかけは、1ヶ月後に大切なセミナーがあるため前歯の着色を綺麗にしたいとのことでした。

喫煙者ということもあり、かなり着色は濃かったのを覚えています。ただ、患者さんは「もともと黄ばんでいて仕方がないのよね」とお話ししていました。

でも、もともと歯が黄ばんでいる訳ではなく、ホワイトニングをして喫煙を控えれば、白さを保てるということをじっくり説明しました。

その方は、半信半疑でしたが、ホワイトニングを週に1度通っていただき、合計3回施術。もちろんその間は、喫煙をなるべく控えてほしい趣旨も説明してあります。

もともと、シェードガイドでC4という暗くて黄ばんだ色をしていたのが、3回でA3(といっても、日本人の平均の色)

患者様はとてもびっくりされていて、セミナーが終わった後も3回施術を行い、今まではA1〜A2という自然な白さを保っています。※ モデルさんとかはもっと白い W2とかです!

そして、歯だけではなく、禁煙もホワイトニングと同時にされたことが鮮明に記憶に残っています。もちろん歯医者なので禁煙外来ではなく、歯に着色してしまうため、控えてもらうよう指導、助言くらいしかできません。ただ、ホワイトニングで白くなった歯をみて、相当感激して強い意志で禁煙されたようでした。

その方からは、「セミナーの間だけでも綺麗な歯だったらと思っていたけれど、こんなに白い歯でいられて、健康でいれるならタバコはこのままやめようと思うわ」といっていただけました。

 

歯を綺麗にするというのが本来のホワイトニングなのですが、”患者さんの意識を変え、健康にもなる”、そんな効果があることに気づいた2年前の夏でした。